福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.128(H11/1999.11) -028/042page

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付箋紙のコメントをとりまとめた
      感想用紙
付箋紙のコメントをとりまとめた感想用紙
事前・事後の生徒の意識の変化
  (アンケート調査より)
事前・事後の生徒の意識の変化

5分以内。「単元表紙」と「調べ学習用紙」の2種類を発表材料とし、発表者はそれぞれの持ち時間の中で、次の4項目に沿って発表するよう指示した。

●「このテーマを選んだ理由」(動機)
●「まとめの際に工夫した点」(創意工夫)
●「調べてみてやかったこと」(発見)
●「今回の学習を振り返って」(総括)

発表者は予想以上に自分の持ち味を発揮してくれた。前時の段階で、発表原稿の棒読みでは聴衆を納得させることは難しいことを確認させたためか、発表者は全員が原稿の棒読みにとどまることなく、自分の言葉で発表することができた。結果的には適度の緊張感の中にもアドリブあり、笑いあり、わかりやすい説明に対しては拍手や賞賛ありといった理想的な雰囲気の中でのプレゼンテーションができた。

また、聞き手が他者の発表にもきちんと耳を傾けることができるよう、一人の発表が終わるごとに、発表者に対する感想を付箋紙に記入させた。そのため、聞き手もそれぞれの発表に集中して聞き入ることができ、全員が授業に参加できていた。

最後に、全ての発表が終了した段階で、全員の「単元表紙」及び「調べ学習用紙」を黒板に掲示した上で、他者の作品を見ながらその優れた点を吸収させ、次回の自分の作品の糧とさせるねらいで優秀作2点を投票により選ばせた。


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