福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.130(H12/2000.7) -022/042page
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動が少なくなってきたことに気が付きました。心が安定し、生活にも落ち着きが表れるようになってきました。
また、次第に学級の雰囲気にも変化が表れるようになってきました。
4月に田中先生が一番困っていたのは、授業中の勝手な出歩きでした。教室内を歩いてしまう子供はまだいますが、田中先生と目が合うとあわてて席に着くようになりました。また、廊下に勝手に出てしまうという姿は、みられなくなりました。
朝着替えてから遊ぶという約束も次第に身に付いてきました。また、今でも他の学級の先生が通りかかると、着替えをするよう一声かけてくれています。
その結果、落ち着いた雰囲気の中で一日のスタートをきることができるようになりました。また、休み時間に田中先生の周りにくる子供たちの数も増えました。思い思いに話をし、田中先生とのふれあいを楽しんでいるようです。
田中先生は、今回の取り組みを振り返って、次のようなことを考えています。
「初めは、学級の崩れを子供たちのせいにしていたけれど、何の解決にもならなかった。でも、子供たちも変わった。そして、子供たちによって自分も今までより成長したのかもしれない。」
今現れている小さな改善の兆しを大切にし、さらに大きくしていこうと思いました。
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