福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.132(H13/2001.2) -021/042page

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身に付けることができるようにした。

きほんてきな話し方
話し方
○ はい…です。
○ わかりません。もういちど言ってください。
○ いま考えています。
○ ぼく・わたしもそう思います。
○ わたしは、…だと思います。りゆうは…だからです。
○ …さんに、たずねます。どうして〜なのですか。
○ わたしは、〜さんにさんせいです。りゆうは…だからです。
○ わたしは、〜さんにはんたいです。りゆうは…だからです。
○ …さんの意見につけたします。
○ わたしはつぎのような考えがあります。一つは、…です。
二つは、…です。


○ 〜さんの言いたいことは…ではないでしょうか。

○ わたしは、こんなふうに思います。…さんはどう思いますか。

[2] 検証授業2

「話し合い活動」を授業の柱にするために、次のような展開で各単位時間の学習を進めていった。

一人調べ→一人調べの発表(構造的板書)→観点の提示→少人数での話し合い→全体での話し合い→教師のまとめ

一人調べの段階では、一人一人に調べる内容や方法を理解させ、より主体的に学習に取り組ませることができるようにした。次に、一人調べの発表の段階では、児童の調べたことを構造的に板書することによって自分の調べたことと友達の調べたことの違いが分かるようにし、話し合いの視点も明確になるようにした。

そして、話し合う段階では、視点に沿って少人数での話し合いから全体での話し合いへと進めるようにし、お互いの考えを付け足したり、よさを生かしたりしながら読み取りを深めさせることができるようにした。

(3) 考察

[1] 検証の観点A(発表メモの活用から)

ア 検証授業1

【発表メモ】
発表メモ
発表メモがあることによって、自分の話したい内容をしっかりつかんで話すことができた。また、話す順序など柱立てをしっかり持っていることによって、聞く立場からも、何を話したいか理解できる発表が多かった。メモなしの発表(朝のスピーチ)と比較して格段と内容が充実していた。これからも発表メモは、大変有効であったと考える。


イ 検証授業2

【構造的板書】
構造的板書
物語文の内容を理解することを目的にした話し合いにおいては、発表メモを検証授業1のようには使えなかった。(話し合いは相手の発表を受けて、話す内容も変化していく。)そのため、発表メモの代わりとして、構造的板書を工夫していった。これは子供が話し合う時、何についてどのようなことをもとに話し合うかをしっかりとらえさせ、視点のはっきりした話し合いにつなげるのに有効であった。



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