福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.132(H13/2001.2) -024/042page
III 組立てを考えて話す力を育てる指導計画
1 単元名 21世紀につなぐ夢
2 単元の目標
自分の意図が相手によく分かるように組立てを工夫しながら話すことができる。
3 指導計画及び教材提示の工夫
第1時 河合純一氏 ※1 の本やビデオにふれ、自分の将来の夢について考える。
工夫[1] 話すことの学習に対する意欲を高める教材提示の工夫。(サイコロの 目によって対話の話題を決める。)
工夫[2] スピーチの内容について考えを深める教材提示の工夫。(河合純一氏 のビデオを視聴させ著書の紹介をする。) 第2時 スピーチも構成が大切であることに気付き、スピーチメモを書く。
工夫[3] 構成が大切であることを意識付ける教材提示の工夫。(5 指導過程参照)
工夫[4] 個に応じた支援の工夫。(3 種類のスビーチメモの用紙を準備する。) 第3時 スピーチの練習をし、録音する。 第4時 スピーチを聞き合い、よいところを見付ける。
工夫[5] 効果的な相互評価のための教材提示の工夫(パソヨンを使って録音し、 ファイルに児童の氏名をつけて提示する。) 4 本時の目標 第2時
意図が相手に伝わりやすくなるための構成を工夫することが大切であることに気付き、スピーテメモを書くことができる。
※1 全盲でありながら、パラリンピックの競泳で金メダルを獲得するだけでなく、少年のころからのもう一つの夢であった普通中学校の教師になることも実現した。著書に「夢 おいかけて」(ひくまの出版)がある。
5 指導過程 第2時