福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.132(H13/2001.2) -025/042page
IV 授業の実際
[1]教材を提示する
一つのスピーチ例を録音し、スキャントークのデータ化した三つの部分に分け、順序を入れ替えた3枚のカードを黒板に提示し、スキャントークリーダーで1枚ずつ音声を再生する。
T 前の時間に、みんなの夢を話してもらいました。ここにも、ある人が夢について話 したものがあるんだけど、順番がバラバラになってしまいました。ちょっと、聞いて くださいね。 T (スキャントークのデータを1枚目のカードから読み込んで再生する。)「それは、 ジャイアンツの松井選手のようにホームランをたくさん打ってみんなを喜ばせたいか らです。」(A) T (同じく2枚目、3枚目も無言のうちに再生する。)「僕の将来の夢は、プロ野球の 選手になることです。」(B)「そのために、これから15時間、毎日素振りを百回するこ とに決めました。皆さん、応援していてください。」(C) C (児童は真剣な表情で聞いている。3枚目の再生が終わるや否や、カードを指差し ながら口々に、)できた。1・2・3。真中から1・2・3。(と適切なスピーチの 順序を考えていた。) T ちょっとこれ、顔だけじゃ分かんないから、つけておくね。(とA・B・Cと書か れた磁石を貼り付けた。)
(話し合いの後、並べ替えたカード)