福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.132(H13/2001.2) -033/042page
福島県立白河高等学校 志賀由直教頭 男女共学校として、さらに魅力ある学校を構築するために、自 校の問題点と課題を意識調査から把握し、これまでの指導体制を 見直した経過が発表されました。特に、進路の多様化への対応や センター試験への対応、習熟度別学習の整備などへの取り組みが 参考になりました。 福島県教育センター 佐藤悟長期研究員 心の教育の中核となる道徳教育の充実を図るために、教職員の 校内研修に視点を当て、その解決策の一つとして各学校で様々な 活用が期待できる「道徳教育通信」の試案を作成し、実践研究に 取り組んだ内容について紹介されました。 【第2分科会】 生徒指導・ 教育相談 児童生徒に関わる様々な問題を日常的にかかえている今日において、組織をあ げた具体的な対応と教職員一人一人の意識の高揚や資質の向上が望まれます。当 分科会では、明日からの各学校での課題解決、実践に生かされる優れた発表がな され、参会の先生方も熱心に聞き入っていました。 長沼町立長沼東小学校 高木干賀子教諭 集団不適応傾向にある児童に対して、個別の指導計画書を作成 し、学校全体での指導体制を確立するとともに、カウンセリング の手法を積極的に取り入れて本人や学級、家族への指導援助にあ たり、さらには、専門機関や関連機関との連携を進めた実践的な 研究が発表されました。 (いわき市四倉・久之浜方部養護教諭部会) いわき市立大浦小学校 鈴木幸江養護教諭 喫煙・飲酒・薬物乱用等の有害性や危険性を理解し、自分自身 を大切にして生きていく児童生徒を目指し、子供の発達段階や地 域の実態に応じて、系統的・継続的に進める健康教育について、 隣接する小・中学校の養護教諭が連携・協力して実践した、具体 的な発表がありました。