福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.135(H14/2002.2)-012/036page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

生徒は慣れないながらも熱心に説明していた。
また,幼稚園児によるサツマイモの苗の植え付けや収穫等の体験は恒例になっている。

2 小学生との活動

本校農業科3年生の作物専攻生が会津坂下小学校の児童にサツマイモの苗を植え付ける指導をした。生徒が先生となり植え付けのポイントを説明していたが,最初は先生役の生徒は照れ,児童も土いじりに熱中し話を聞いてくれなかった。しかし,本校生が実際に苗の植え付けを演示すると,児童たちも熱心に見入っていた。秋の収穫の時には,児童たちは土まみれになって,自分の頭ほどのあるサツマイモを掘り出しては歓声をあげていた。

3 中学生との活動

(1) 若松二中(2年生)

会津若松市立第二中学校の職場見学の一環として,5月に33名の生徒たちが本校を訪れた。本校の概要を説明した後,2班に分かれて体験学習をした。一班は食品加工科の生徒たちとマドレーヌ作りを,もう一班は生活経営科の生徒たちとカップケーキ作りを体験した。このように中学生の見学・体験を受け入れるなど,さまざまな機会を通して,本校をより理解してもらう努力が必要であると実感した。

【中学生の感想文の抜粋】
○高校生のみなさんに優しく教えていただいてうれしかった。
○マドレーヌを作る高校生の手際が良かったので,感動しました。
○みんなで作ったマドレーヌがとてもおいしかったので,家でも作ってみたいと思います。
○協力すること・自分で作ることの喜びを知った。
○会農を卒業して農業以外の仕事に就く人も多いことに驚きました。

(2) 若松五中(1年生)

上級学校訪問で12月に会津若松市立第五中学校の1年生たちが本校を訪れた。概要説明の後,林業緑地科でトレース演習をし,その後校内の施設見学,食品加工科の生徒たちとマドレーヌ作り,農業科のそば打ちの見学等をした。

【中学生の感想文の抜粋】
○先輩たちが優しく教えてくれてうれしかった。
○お菓子がおいしかったし,作るのも楽しかった。
○校舎内に木で作ったものがたくさんあり,校舎もきれいだった。
○野球のグランドが会津で一番大きかった。

4 保護者との活動

PTAの開放講座(食品加工科3年生)
 ○期日 平成13年7月22日(日)
 ○場所 本校食品加工科棟
 ○対象 保護者66名 食品加工科3年専攻生10名
 ○内容 あんパンづくり

パン生地の丸め方を指導する生徒
パン生地の丸め方を指導する生徒

5 専門高校と小・中学校との連携推進事業

文部科学省から会津坂下町が指定を受け,本校と坂下小学校・坂下第一中学校・坂下第二中学校が連携をとりながら今年度から取り組んでいる事業である。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。