福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.135(H14/2002.2)-013/036page

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(1) ねらい

小・中学生が農業体験やものづくりなどの体験学習を通じ,生命・自然を大切にする心を育むことに資するとともに,本校への小中学生・保護者の理解を促し,専門高校の活性化を図ることをねらいとしている。

(2) 活動例

@ 坂小の森探検(林業緑地科)

 ○期日 平成13年10月24日(木)
 ○場所 坂下小学校校庭
 ○対象 坂下小学校1年92名 林業緑地科3年39名

小学生を4〜6名,本校生徒を2〜3名ずつ18班に編成し,各班毎に本校生徒が「先生」となり小学生に樹木の名称等を教えた。

まず,簡単な説明をして,班ごとに坂下小学校の校庭を散策しながら,そこにある樹木の名称を勉強した。本校生たちは事前調査として何度も小学校に足を運び,そこにある樹木を調べてきた。大変だったようだが,小学生の喜ぶ顔を見た時には,その苦労も報われたようである。

2時間目は自然と触れ合うという目的で,虫眼鏡で草むらの虫を観察したり,イモムシゲームをしたりして,小学生も楽しく勉強することができたようである。

【本校生徒の感想】
私たち林業緑地科3年は,小学生に授業をするという貴重な経験をさせていただきました。小さい子供を相手に教えるということは,とても苦労しましたが,楽しくできました。きちんと説明できるか心配でしたが,子供が楽しそうな顔をしていたので安心しました。大変でしたが貴重な経験ができました。

【小学生の感想】
「会農生のおにいさんへ」
木をさがしたり,木のなまえをあてるのがとてもたしのかったです。ありがとうございます。またあそびたいです。木のにんぎょうはいま,おまもりにしているよ。

小学生に樹木の種類を教える生徒
小学生に樹木の種類を教える生徒

A クリームパン作り

 ○期日 平成13年10月25日(木)
 ○場所 本校食品加工科製パン実習室
 ○対象 坂下小3〜6年生調理班62名 食品加工科3年12名

小学生約10人のグループに,本校生2人が先生として,クリームパン作りを指導した。事前に仕込んでおいた生地を伸ばして,クリームを詰めるという作業を小学生に教えた。人数が多くて実習室内が混乱したが,小学生たちも生き生きと,楽しい雰囲気の中で行うことができた。クリームを詰めたパンは,本校生徒が1時間ほど発酵させ,焼いた後冷却し袋詰めして,翌日小学校に届けた。

【本校生徒の感想】
いつもは教えられているのに,逆に教えなければならないのでとても緊張した。分かりやすく適切に説明しなければならないのだが,それがなかなか難しかった。作業も課題研究の授業で慣れているはずなのに,なかなかうまくいかなかった。大勢の子どもたちに囲まれたこともすごく緊張した。小学生の元気さにあおられながらも,時間がたつにつれて話も弾み,楽しく過ごすことができた。大勢の前で説明をしたり,


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