福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.135(H14/2002.2)-030/036page
C 意欲的に学習しようとする態度を育てるガイダンスの充実
(2) 教科の特性から
ネットワークを活用することにより,ものの見方や考え方を幅広く収集・検索できるようになれば,広い視野から事象の意味を考えるきっかけが得られ,公民的資質の基礎を養う点からも活用価値が大きくなるものと考えられる。
(3) 活用しやすいWebの条件から
インターネットが普及し,児童の学習資料となる情報も豊富になってきている。しかし,限られた学習時間の中で,求められている基礎・基本の定着のための学習資料となるWebは,まだまだ豊富とはいえない状況である。そこで,児童が学習で活用しやすいWebの条件として,次のようなことを考えた。
@ 教科の特性を考慮したもので,しかも,基礎・基本を徹底するための学習資料となるデータが準備されていること
A 児童が活用しやすいように,大量のデータが整理・分類されていること
B コンピュータ操作が簡単で,児童でも容易に活用できること
C 個に応じた指導を充実するため,情報のやりとりを双方向で行える「場」があり,さらに,ものの見方や考え方に,広がりを持たせることができる「柔軟性」があること
D 児童自身が,学習状況の確認をある程度できること
E Web活用により,コンピュータリテラシーの向上に効果が生まれること3 研究の内容
(1) 小学校上学年用学習資料Webの作成
@ 4,5年生用学習資料Webの作成
〈http://www.center.fks.ed.jp/joho/tsuka/ootsuka1/index/index.html参照>
A 6年生用学習資料Webの作成
〈http://www.center.fks.ed.jp/joho/tsuka参照>(ID「1」password「2」)
ア 「学習のねらいと進め方」のぺ一ジ
・児童が,学習のねらいと進め方を知り,自らの選択で学習を進めることができるよう学習案内のぺージを設定した。イ 「歴史上の人物」ページ
・各時代の特色をとらえることができるよう,42人の人物を中心にして,その人物に関わる歴史的事象をリンクさせた。ウ 「年表一覧」ぺ一ジ
・年表からそれぞれの時代の歴史的事象を確認できるようにした。
エ 「時代別・その他」ページ