福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.136(H14/2002.7)-006/036page
意工夫の余地が広がったことは、その結果についての責任を各学校が負うことになる。
学校は、積極的に教育活動の説明を行うとともに、その結果をも公表することによって責任を果たすことになる。(3) 地域に開かれた学校
これまでの学校評価は、学校内部の職員が自らの計画・実践を評価してきたために地域や保護者にとって見えにくいものであった。
公立学校のオーナーは地域住民であり、地域住民に信頼される学校づくりを行うためには学校・家庭・地域の役割分担と連携が一層重要となってくる。
そのためにも、単に施設設備にとどまらず、教育活動全般にわたって地域に開き、家庭や地域に支援・協力を要請する必要がある。3 研究計画
(1) 研究実施期間
平成14年4月1日〜平成15年3月31日
(2) 研究重点課題
学校評価の現状調査と評価システムの構築
(3) 重点課題の内容
本県の学校評価に関する取組みの状況を調査・分析し、学校評価に関する基本的視点や態度を明らかにする。さらに、学校評価に関する趣旨・目的・内容・方法を明らかにして、学校評価システムを構築する。
さらに、これらを通して開かれた学校づくりの推進策の在り方を研究する。
具体的には、次の4点について研究を進める。@ 学校評価取組みの現状調査
A 学校の情報収集や発信の在り方
B 学校評価のための診断票(基準)の在り方
C 学校評価結果と学校経営の改善(4) 研究の方針
@ 研究は理論研究にとどまらず、研究協力校との連携による実践研究とする。
A 他教育機関等の先行研究を有効に活用し本県の実状に沿ったものとする。
B 研究参加希望者との連携による開かれた研究とする。(5) 研究体制
(6) 研究日程
月 研 究 推 進 内 容 4研究計画作成 先行研究調査 6
学校評価現状調査 7学校評価現状分析 評価診断項目案作成 8学校評価システム第1次案作成 9研究協力による実践とデータ分析・改善 12学校評価システム第2次案作成 1研究のまとめと教育研究発表大会準備 2研究紀要作成と次年度の計画 4 その他
○ 研究の結果を平成15年2月7日開催予定の福島県教育研究発表大会並びに福島県教育センター研究紀要で報告する。
○ 本研究は、所外からの研究参加希望者を募る。
○ ご質問・ご意見をいつでも受け付けます。
福島県教育センター企画研究グループ
学校評価研究チーム(第1研究チーム)
tel. 024-553-3141(内線44) 奥 建
e-mail : oku.ken@pk02.fks.ed.jp