福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.137(H14/2002.11)-020/036page
2 スライドショーを実行するだけならPowerPointは不要
プレゼンテーションソフトのPowerPointを利用している学校も多いと思いますが、児童生徒が個別に利用できるようコンピュータ室のすべてのコンピュータにインストールするほどの本数を買いそろえてあるところはほとんどないと思われます。
編集の必要のないスライドショーの実行だけであればMicrosoft社が無償のビューアを提供しているので、それをインストールすれば、すべてのコンピュータでスライドショーの実行が可能になります。ただ、この方法だとすべてのパソコンヘインストールの作業をしなければならず、非常に多くの労力が必要です。
そこで、どのコンピュータにもプレインストールされ無償提供されているlntemetExplorerなどのブラウザを用いてスライドショーを実行してはいかがでしょうか。PowerPointのデータをHTMLで保存するだけで、スライドショーの実行はブラウザだけで可能になります。その保存方法は以下のようになります。
PowerPointのデータのHTML形式での保存方法
メニューバーの「ファイル」-「Webぺージとして保存」を選択
[ファイルの種類はWebぺージ(*.htm,*.html)を選択]
例えば「gakko」という名前のファイルを保存すると
の2つが作成される。
gakko.htm
gakkoフォルダまた、CD-Rなどに、PowerPointのスライドショーのデータ(児童生徒の学習用)をHTML形式で書き込み、ブラウザを使った自動実行の設定を行えば、児童生徒がそのCDをどのパソコンに挿入しても、ブラウザを使って自動的に学習用のスライドショーが実行されるようになります。方法は以下に示す通りです。
PowerPointデータの自動起動CD(CD-R/RW)の作成方法
@ Browsexe.exeなどのブラウザ自動起動用のプログラムをダウンロード等により準備
A PowerPointデータをHTML形式で保存
B テキストエディタでAutorun.infファイルを作成 gakko.htmというスライドショーのファイルを自動起動する場合の例
テキストエディタで次のように記入し、Autorun,infというファイル名で保存する-kはフル画面表示にするためのオプションスイッチ
[autorun]
OPEN=Browsexe.exe-k gakko.htm
※Browsexe.exeはフリーソフトです。インターネット等で入手してください。
→(http://www.vector.jp/soft/win95/util/seO86348.htmlなど)
C CD-R/RW作成ソフトをもちいて「Autorun.inf」「HTML形式のPowerPointデータとフォルダ」「Browsexe.exe」をCD-R等に複写する。
3 Excel問題集の紹介
本年度の表計算・データベースの研修でも使用している教育センターオリジナルのExcel問題集を紹介します。校務処理をはじめとして、図にあるような表彰状自動印刷など、学校での活用場面を意識して本年度大幅に改訂しました。テキストと練習用のExcelデータとあわせて下記のURLよりダウンロードして下さい。校内研修、自己研修にぜひ役立てていただきたいと思います。