福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.139(H15/2003.7) -036/036page
― お・し・ら・せ ―
実践に役立つ教育資料
―最近の研究紀要・資料から―
平成14年度末から平成15年度初めにかけて受け入れた研究紀要や教育資料から、実践に役立つ資料をいくつか紹介します。
平成14年度学校改善研究プロジェクト活動報告書
国立教育政策研究所学校改善研究プロジェクト(2003年3月)学校評価並びに教員研修に関する質問紙調査を行い、これらの調査の成果が本報告書に盛り込まれています。
指導方法の工夫改善による教育効果に関する比較調査研究
―校長、教員および児童生徒を通してみる少人数指導の特質と
その教育効果について(第一次報告書)―
国立教育政策研究所初等中等教育研究部(2003年3月)第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画(平成13年度〜17年度)により、平成13年度に少人数授業を行うなど決め細かな指導をするために全国的に配置された教員(5140人)と、それらの教員が所属する小学校・中学校の校長及び実際に少人数指導を経験した児童生徒を対象行った少人数指導の特質とその教育効果に関する質問紙調査結果が報告されています。
学習障害児の実態把握、指導方法、支援体制に関する実証的研究
独立行政法人国立特殊教育総合研究所(2003年3月)学習障害のある児童生徒に対する教育について具体的かつ統合的な研究を実施し、学習障害の実態把握の在り方、指導方法、支援体制、全国での取り組みに関する調査結果などが報告されています。。
指導と評価などについての研究〈小学校、中学校、高等学校〉
平成14年度研究紀要第31集 熊本県立教育センター(2003年2月)評価の基本的な考え方、指導と評価の一体化、「観点別評価基準」の作成の手順、評価の方法、評価の総括など、評価についての基礎的・基本的事項及び検証授業を通して得られた実践例をもとに、授業に直結した研究がされています。
※今後も、実践に役立つ教育資料を紹介してまいります。