福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.139(H15/2003.7) -035/036page

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 ◆ 生徒数が多い時の留意点
生徒数が多い(例えば30名をこえる)場合、活動を時間内に終えることができるようにするため、奇数班の生徒を赤橙黄・偶数班の生徒を緑青紫に分けて集計する手だてや、語群の数を減らす手だてがあります。
A 班単位で付箋紙を整理し、集計します。
B 班の代表者が各色について多かったことばを二つずつ発表していきます。各自、そのことばをワークシー卜の「結果」に記入していきます。

(3) 採点・まとめ

@ 予想が当たった数をワークシー卜の「点数」に記入します。
A 感想や気付いた点をワークシートに記入し、何人か発表します。

3 まとめにおける留意点

(1) (場合によっては)色とことばの一般的関係を紹介します。

・色とことばの一般的関係は、下の表のようになります。ただし、ゲーム参加者の数が少なければ少ないほど、下の表とは異なった結果になる可能性が高くなります。下の表と大きく異なったときは、参加者が多くなれば下の表のような結果になることを紹介するとよいでしょう。

色相
A群
熱い
怒り
明るい
甘み
希望
明るい
安全
落ち着き
広大
寒い
高貴
神秘
B群



植物
自然界に多い色
空(昼)
自然界に少ない色

(2) A群とB群に関係性があることを理解させます。

・できれば生徒の感想をもとに、多くの人が選ぶ「色のイメージ(A群)」は、「自然現象に関することは(B群)」と結びついていることを理解させます。

○ 外れた数が多い生徒(点数が低い生徒)への配慮事項
外れた数が多い場合、自分の感性に自信をもてなくなることがあるかもしれません。そのようにならないようにするために、次のことを伝えるとよいでしょう。

多くの人の選んだことばと異なることばを数多く選んだ生徒は、絵画表現においては、より独創的な表現ができる可能性が高いと考え、自分の感性に自信をもって制作に取り組むとよい。
ポスターやパッケージの制作などデザイン表現においては、伝えたいことをより多くの人に伝えるために、今回まとめたものを参考資料として活用し、制作に取り組むとよい。


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