千年伝統 上川崎和紙(3/4)

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抄手漉き和紙の製法(7)
時間: 1分10秒
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まず、漉き船に水と、下仕事を終えた楮を入れ、馬鍬でかき混ぜます。さらにトロロアオイを入れ、均等に分散させます。スゲタで試料を汲み上げ、すのこ全体に和紙の表面を形作ります。次に、さらに深く汲み上げ、前後に揺すり、繊維を重ねながら和紙の層を作っていきます。紙の厚さは、この回数で決まるのです。目的の厚さになったところで、すのこに残った試料と水を向かい側に捨てます。この捨て水は、熟練を要し、水切り3年と言われるほど、技術の習得が難しいものです。漉き上がった和紙は、一枚一枚、床台に重ねられます。この後、一晩放置し、圧搾機で徐々に圧力を加えながら水切りをします。
手漉き和紙の製法(8)
時間: 15秒
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一枚一枚を丁寧に剥がし、干し板に貼り、自然乾燥させます。十分に乾燥させることで、和紙に張りと強いこしが生まれます。
小説「和紙」の舞台
時間: 28秒
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二本松出身の作家、東野辺薫が芥川賞を受賞した、「和紙」という作品では、上川崎の紙漉き農家がその舞台となり、戦争に翻弄されながらも紙漉きへの情熱を失うことのない主人公、ユウタの姿を通して、淡い悲しみと共に、人の営みの悲喜が描かれています。

安達町の宝物(1)
時間: 37秒
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この美しい和紙を千年以上守り、育てた安達の町には、そこに住む人々が守っていこうとする、いくつもの宝物があります。高村光太郎の妻、智恵子が幼い頃を過ごし、そして愛した豊かな自然。それは、光太郎が智恵子を偲んで、智恵子抄に記した、阿武隈川の豊かな水と、安達太良山に抱かれた、本当の空のある自然です。
安達町の宝物(2)
時間: 33秒
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人々が営みを続ける町並みにも、守り、残していくべきものがあります。奇岩・怪石の連なる、阿武隈川河川の稚児舞台。光太郎と智恵子がたたずんだ、倉石山からの景観。そして、安達の町に住む人々の温かい心。たくさんの宝物が、安達町には溢れています。
心を魅了する手漉き和紙
時間: 22秒
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厳しい寒さに耐えながら、手を掛けて漉かれる上川崎の手漉き和紙は、その凛とした美しさで千年もの間、人の心を魅了し、それを漉く者の和紙への情熱を、手漉き和紙という形で表してきました。

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掲載情報の著作権は安達町に帰属します。
安達町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。