抄手漉き和紙の製法(7) |
時間:
1分10秒
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まず、漉き船に水と、下仕事を終えた楮を入れ、馬鍬でかき混ぜます。さらにトロロアオイを入れ、均等に分散させます。スゲタで試料を汲み上げ、すのこ全体に和紙の表面を形作ります。次に、さらに深く汲み上げ、前後に揺すり、繊維を重ねながら和紙の層を作っていきます。紙の厚さは、この回数で決まるのです。目的の厚さになったところで、すのこに残った試料と水を向かい側に捨てます。この捨て水は、熟練を要し、水切り3年と言われるほど、技術の習得が難しいものです。漉き上がった和紙は、一枚一枚、床台に重ねられます。この後、一晩放置し、圧搾機で徐々に圧力を加えながら水切りをします。 |
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手漉き和紙の製法(8) |
時間:
15秒
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一枚一枚を丁寧に剥がし、干し板に貼り、自然乾燥させます。十分に乾燥させることで、和紙に張りと強いこしが生まれます。 |
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小説「和紙」の舞台 |
時間:
28秒
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二本松出身の作家、東野辺薫が芥川賞を受賞した、「和紙」という作品では、上川崎の紙漉き農家がその舞台となり、戦争に翻弄されながらも紙漉きへの情熱を失うことのない主人公、ユウタの姿を通して、淡い悲しみと共に、人の営みの悲喜が描かれています。 |
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