画業60年の軌跡 鎌田正蔵(3/5)

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グロッタージュ
時間: 時間:29秒
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この作品にはグロッタージュという技法が用いられています。磨り出しによって思いがけない形が生まれるこの技法は、シュールレアリズムの一つの特徴を示しています。
飢える人
時間: 時間:45秒
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戦後の鎌田の作品は、心象風景に加えて、より現実的な主題と結びついた強い社会性を帯びる様になりました。人物の形態と計算された構図が、画面に緊張感をもたらしています。この作品は1950年に勃発した朝鮮戦争を題材にしたものです。鎌田は自らの辛い兵役の体験から、とりわけ戦争に対して厳しい批判の目を向けました。
作品1961年
時間: 時間:47秒
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1950年代後半から60年代前半にかけて、鎌田は日本の美術界に巻き起こったアンフォルメル運動への同調を示しました。キャンパスに何層にも塗り重ねられた絵の具。その重厚な質感と深い色調は、見るものに強烈なインパクトを与えます。前衛的な試みでありながら、この頃の作品にも鎌田独特の造型感覚の豊かさが現れています。

水土
時間: 時間:30秒
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油絵の具の他に、エナメルを用いて描いた「水土」。これは、鎌田が抱く日本の風土のイメージを力強く表現した作品です。
新制作協会
時間: 時間:15秒
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鎌田は日本の主な美術団体の一つ、新制作協会を舞台に活動します。展覧会には、昭和27年から一度も欠かすことなく出品を続けました。
祝日(B)
時間: 時間:24秒
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簡潔なフォルムと、明解な色彩で表現された「祝日(B)」は新制作協会の会員に推挙された記念すべき作品の一つです。これを切っ掛けに、鎌田の画風は明るい色彩へと変化していきました。

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