只見の漁と鮨(5/6)

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鮨の原点ナレ鮨
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「このあと二・三段しきつめていけばいいかな。」私たちは鮨という言葉から江戸前のにぎり鮨か関西の押し鮨、家庭でのちらし寿司を連想するようになってしまったのです。南会津のナレ鮨は日本各地に顕在する発酵保存された鮨の仲間でいわば鮨の原点を今に伝えているものといえるでしょう。
ナレ鮨保存開始
時間: 34秒
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「この上にたくさんこのご飯全部あげてそうして笹あげてあたりよくそしておじいちゃんがくんどいたからあたいからばい菌はいらないようにしっかり重ししてふたをしてそして重石はとても重くするそうです。食べるころにはベッシャンコこんな大きい魚でも。これでいいですね。こうして年末まで保存しておくのです。」
ナッチモノの作り方
時間: 22秒
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アカハラの内臓をつかった食べ物もあります。「これはナッチモノといいます。この辺ではナッチモノ、ナッチモノと呼んでいます。魚の内臓ですね、ハヤの内臓ですね。材料は。」

ナッチモノの説明
時間: 53秒
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「塩をいれてただまぜるだけですね。時期はセノヨズキが一番いいですねなにも食べていないから。食べる人は一週間ぐらいで食べますよ。カスなんかありますよねあれと同じような感じですよ。これよくしまっておけば何年ももちますよ。食べる人はこのまま酒の肴にしてたりご飯にかけて食べたりします。つくる時期はいつごろですか。だいたいいつ頃からたべられるんですか。味はどんな味なんですか。」これがナッチモノといわれるアカハラの内臓でつくった塩辛です。
樽明け
時間: 49秒
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お正月もまじかにせまった12月なかば栗木さん宅では6月に漬けた鮨をあけます。半年間樽に重石をのせて漬けておいた鮨。重石によってつくった時の半分程度の量に圧縮されています。これから樽のふたをあけていきます。わらで編んだ縄と笹の葉をとりだします。重石によって圧縮された鮨です
ナレ鮨の昔の風習
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鮨は今回食べる分だけとりだし再び笹の葉でおおいふたをします。わらの縄はこのまま捨てられます。「この次食べるときまでまたよくふたをしておかないとこの辺では風邪ひいてうまくなくなるといわれています。来年で六十二歳になりますがそのうち毎年お手伝いしたりこのごろはとうちゃんと二人で作っていました。その前はお父さんもいたしおばあさんもいたからその人たちで作っていたました。そしてこれはもう今度捨てていいです。」

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