奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(2/30)

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古屋のむる(6)
時間: 36秒
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「そうしたら穴の外で待っていた太郎はシッポが出てきたので馬のシッポだと思いギッチリとつかんで引っ張りました。そうしたらサルはびっくりして古屋のむるに捕まったと思い誰か引っ張ってくれと言ったので中ではみんなでよいしょ、よいしょと綱を引っ張った。太郎は離してはいけないと思いしっかりシッポをつかんでいたそうしたら、サルのシッポが切れてしまった。今でもサルのシッポは少し短いようです。いっちょ栄えだ。」
猫の恩返し(1)
時間: 45秒
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「昔々あったど、あるお寺に和尚様がたった一人で暮らしていました。寂しかったのか真っ黒な猫をもらってきて、くまと名付けとてもかわいがりながら育てていました。その猫はとても利口な猫で和尚様の言うことはきちんと理解し、どこへ行くにもきちんとついてくる利口な猫だったそうです。隣村に大金持ちの家があってそこの一人娘が病気になって医者をよんで様々な治療をほどこしたがそのかいなく亡くなってしまった。」
猫の恩返し(2)
時間: 43秒
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「たった一人の娘が大金持ちの娘だったが亡くなったのはしかたがないからお葬式でも立派にしてあげようと思い、偉い和尚様三人よんでお葬式することになったのです。そうしたらくまが和尚様、和尚様、俺にいい考えがあるので聞いてください。なんだいくま、そうしたらくまは和尚様の耳元でヒソヒソ話したのです。よしやってみよう。何を相談したのでしょう。」

猫の恩返し(3)
時間: 58秒
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「その大金持ちの家ではしかたなくお葬式することになって偉い和尚様三人が棺おけの前でドーンとリンぶっておつとめ始めました。今までなんでもなかったのが棺おけが急にグラグラと動いたのだ、みんなハッと驚き見ていると棺おけがスーと上に上がっていき裏板にピタッリとくっついてしまった。みんな驚いてさわいだ、どうしても下に落ちてこなかった。一人の年をとった人がこれはなにかのタタリではないかといい隣村にいるくまの和尚様に頼んで拝んでみてもらってはどうだろう。それはいいだろう、早速くまの和尚様のところに使いのものが行ったのです。」
猫の恩返し(4)
時間: 1分03秒
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「そうしたらくまの和尚様は、はいはい、降ろしてしんぜましょう。ゆうゆうと衣を着てケサかけて数珠持ってその大金持ちの家に行ったのです。もと棺おけがあった場所に座ってドーンとリンぶって、なむあみだぶつ、なむあみだぶつ、くまなら降ろせ、くまなら降ろせ、なむあみだぶつ、なむあみだぶつと拝みました。そうしたら今まで裏板についていた棺おけがスーと降りてきて元の場所にピタッとおさまったのです。そうしたら金持ちの家では大喜びして無事に葬式できたと和尚様にお礼をたくさん渡し米もたくさん渡しお寺の修理までしてくれました。それからくまと和尚様は裕福な暮らしができるようになりました。それでいっちょ栄えた、猫の恩返し。」
つんつんからり(1)
時間: 43秒
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「昔々あったど、気の優しいお爺さんとお婆さんが暮らしていました。お爺さんは山へ葉っぱをきりに、山に行って木を切りしているところにお婆さんはお昼に団子を作って持ってきました。お爺さん団子持ってきたから食べたら、おう早くもってきてくれ。」

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