奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(5/30)

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サバ売り彦四郎(3)
時間: 41秒
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「サバ売り彦四郎は怖いから背中のサバを、ほら食べろと投げたそしてまた大急ぎに逃げていく間にオニババはそのサバ、ムシャムシャ頭から食べてまたおいかけてきました。サバ売り彦四郎サバをもう一枚くれ、サバ売り彦四郎は怖くなってしまって背中のかご投げて、ほら食べろと言ってデンデンデンと逃げていった。」
サバ売り彦四郎(4)
時間: 40秒
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「逃げる場所ないかと探していると遠くのほうで一軒家が見えてきた。明かりがチラリ、チラリして、ああよかった、よかった早くあそこに逃げこんで助けてもらおうと思ってその家に逃げこんでいきました。なんとか一晩とめてくださいと頼んだら、かわいい娘が一人でいました。とんでもないここはオニババの家です。私はさらわれてきてここでオニババの世話しているが人などとめることなどできないから早く他のところに逃げてください」
サバ売り彦四郎(5)
時間: 44秒
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「いやいやこれから逃げていっても逃げる場所なんてどこにもないです。なんとかかくまってくださいと頼みました。しょうがない天井にあがってください。オニババが寝てから逃げ出すように天井にあがっててください隠しておきますからと、天井に隠してくれました。そうしたらオニババが戻ってきました。今日はサバ売りのサバたくさん食べたからお腹いっぱいだ、甘酒でも温めてそれで夕飯終わりにしよう、甘酒あっただろう。」

サバ売り彦四郎(6)
時間: 43秒
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「そうしたら背中でも温めてみようと背中を温めた。そのうちサバ売り彦四郎は天井からソロソロソロとのばしてかぎづるあげてそしてオニババが温めておいた甘酒のなべ持ち上げて一人で全部飲んでしまって空のなべをまたおろしておいた。オニババは甘酒も温まったかなと思ってみてみると、あれなべ空になっている火の神様がお腹へらしたんだ。」
サバ売り彦四郎(7)
時間: 37秒
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「しょうがないからもちでも焼いて食べようといろりにもちたくさん並べて焼きはじめました。そうしたらお腹いっぱいになっていたから温まってきたらコックリ、コックリ居眠りをはじめました。そうしたらサバ売り彦四郎は天井からよしの棒のばしてもちに一つブッツとさしてまた次のもちもさして、そしてもち全部天井に持ち上げてしまって自分で食べてしまった。」
サバ売り彦四郎(8)
時間: 34秒
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「そうしたらオニババは目を覚ましたらいつのまにかもちもなくなっている。今夜は火の神様はよっぽどお腹を空かしているようだ。しょうがないもう寝よう、さて今夜は木のかろうどに寝ようか石のかろうどに寝ようか、今夜は木のかろうどにしよう。木のかろうどに入りました。」

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