奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(11/30)

[前] [目次] [次]
ホトトギスむかし(1)
時間: 37秒
mpeg1
real
3.7MB
mpeg1
6.4MB
mpeg2
29.0MB
「昔々ここの地域ようなところに仲のいい二人兄弟が住んでいました。ある天気のいい日、山に山芋とりにいこうと二人で仲良く山にでかけました。ちょうどよく芋がたくさんはえているとこにつき、二人は思ったよりたくさん芋をとることができました。やっとで家に持ち帰り大喜びして、兄はたくさんとれたことに喜んで、今度おれは川に魚釣りしてくるよと弟に、この芋煮ておいてください。」
ホトトギスむかし(2)
時間: 35秒
mpeg1
real
3.4MB
mpeg1
6.1MB
mpeg2
27.6MB
「いつも兄思いの弟は兄に頼まれて、芋煮ておきますといって兄も、頼んだぞといって川に行きました。煮えた芋を弟はアクのついたおいしくないところを食べておいしいところだけを兄に残しておきました。そして川から帰ってきた兄に、お兄さん先に芋食べてたけどお兄さんの分は残しておいたから食べてください。兄は、そうかといい一口食べてみたらとてもおいしかった。」
ホトトギスむかし(3)
時間: 35秒
mpeg1
real
3.5MB
mpeg1
6.0MB
mpeg2
27.2MB
「俺にこんなうまいところ残しておいてくれたんだから、弟はどれくらいおいしいところを食べたんだろうと思い、弟がお腹いっぱいになって寝てるところへいって刃物でお腹を裂いてみて弟のお腹の中見てみたら、おいしくないアクのついた芋を食べたのがたくさんお腹の中にありました。兄は自分のことを責め、なんてことをしてしまったのだろうと後悔しました。」

ホトトギスむかし(4)
時間: 32秒
mpeg1
real
3.3MB
mpeg1
5.5MB
mpeg2
24.9MB
「俺にこんなにおいしいところを残しておいてくれたんだから、弟のお腹の中にはもっとおいしいものが入っていると思い見たら、こんなにおいしくないアクのついた芋がでてきました。兄は、許してくださいどうしたらいいだろうと泣いて泣いて、刺し殺してしまった弟にとりすがって泣いたがいくら泣いても死んだ人は生きてはこない。困った兄は一晩中泣きあかしいつの間にかホトトギスの姿になっていました。」
ホトトギスむかし(5)
時間: 39秒
mpeg1
real
4.0MB
mpeg1
6.7MB
mpeg2
30.4MB
「毎晩毎晩、ホッチョンかけた弟こいしやと鳴き続けてそれを千声鳴き続けるとミミズ一匹食べさせられて、今度一日一晩中泣くと八千八声鳴かなくてはなって、本当に後悔している弟のことを一生許してもらえないと思い一生鳴き続けなければならなくなったという。いっちょ栄えました。」
三枚のお札(1)
時間: 34秒
mpeg1
real
3.1MB
mpeg1
5.8MB
mpeg2
26.3MB
「ざっと昔あったど、ある山の中のお寺に和尚様と小僧が二人仲良く暮らしていました。そのお寺の後ろの山に栗の木がたくさんあって、そうすると村の子供たちが、お寺の小僧も一緒に栗ひろいいこうと子供たちがお寺によりました。」

もどる

掲載情報の著作権は只見町に帰属します。
只見町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。