奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(12/30)

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三枚のお札(2)
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「小僧さん、小僧さん、栗ひろい行きましょうといったらそこにいた和尚様が、小僧はお寺の小僧だ栗ひろいなどして遊んでられないんだよ。そんな暇があったらお経の勉強でもしなさいといって山に行かしてもらえませんでした。それでも小僧は行きたくて行きたくてしょうがないから和尚様には内緒で行こうとしました。」
三枚のお札(3)
時間: 36秒
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「そうしたら和尚様に見つかってしまいました。和尚様はそんなに行きたいのなら行ってきなさい。そのかわり遅くなって暗くなるとオニババがでで小僧が食べられてしまうと大変だからこのお札三枚あげるからこれを持っていきなさいといって、白いお札と青いお札と赤いお札の三枚渡しました。」
三枚のお札(4)
時間: 33秒
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「そして助けが必要になったらこのお札に願いをこめてお願いしなさいと教えてあげました。小僧はお札をふところの中に入れてそして喜んで後ろの山に行きました。山に行ってみたら栗が敷いたようにたくさん落ちていました。小僧はむちゅうになって一生懸命栗をひろいました。」

三枚のお札(5)
時間: 45秒
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「ふと気がつくと友達は誰もいなくなってしまいました。そして小僧もどっちに行っていいかわからなくなり、あっちこっち見回したが道もなくどこに行っていいかわからなくなってしまいました。あー困ったなどうしようと泣きそうな顔になり周りを見回してたら、遠くのほうに灯りが見えました。あそこに家があるんだあそこに行って泊めてもらうしかないなといって山を下りていきました。」
三枚のお札(6)
時間: 34秒
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「そうしたら今にも壊れそうな家がありました。こんばんわ栗ひろいにきましたが道に迷って家に戻ることができなくなったので今晩泊めてくださいといいました。そうしたら家の中からおばあさんが出てきて、よくきた、よくきた、早く入りなさいといって中に入れました。小僧はひろってきた栗を出しました。」
三枚のお札(7)
時間: 33秒
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「そうしたらおばあさんは大きな鍋を囲炉裏にかけ栗をゆで始めました。そして、小僧、小僧お腹がへったでしょう早くたくさん食べなさい、これも食べなさいと一生懸命食べさせてくれました。小僧もお腹がへっていたので、おいしい、おいしいといってたくさん食べたら暖かくなって眠くなってしまいました。そして囲炉裏のところで横になって寝てしまいました。」

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