奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(13/30)

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三枚のお札(8)
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「どれくらい寝たか目を覚ましてみると、なんだかへんな音がしました、ゴッソリ、ゴッソリと流し台のほうから聞こえてきました。さてなんだろうあの音はと思い小僧は障子の隙間からそっと見てみました。そうしたらさっきのおばあさんが角を二本生やし口は耳のそばまである大きい口のおばあさんでした。」
三枚のお札(9)
時間: 32秒
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「そして大きい包丁を磨いで、よかった、よかった今日はおいしそうな小僧を食べることができると喜んで包丁を磨いでいまいした。それを見た小僧は驚いてしまって、怖い、怖いどうしよう、そうだ寝たふりしよう。そして横になって寝たふりして考えました。」
三枚のお札(10)
時間: 38秒
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「そうしたら、おばあさん、おばあさん俺大便したくなりました。それじゃ大便ならその囲炉裏の中でしなさいといいました。小僧は、いやいやそんなことできませんここでしたら火の神様が怒るからいやですといいました。それじゃその土間にでもしなさい。すると小僧も、いやいや土の神様怒るからいやです。」

三枚のお札(11)
時間: 38秒
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「しょうがない後ろの便所に行ってしてきなさい。だが小僧逃げてしまうと大変だから、まあ待ってなさい。そうすると縄を腰につけてそしてずっと長くしてその端のほうを持っていました。そうしたらほら行ってきなさいといったので小僧は喜んで後ろの便所に行きました。行くとすぐその縄をほどいて便所の柱に白いお札と一緒に括りつけました。」
三枚のお札(12)
時間: 34秒
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「そして、お札様、お札様オニババが俺のこと呼んだら、まだだよといってくださいと頼みました。そしてどんどんと逃げ出していきました。そうしたらオニババはなにも知らず、まだですかといいました。そうした、まだだよってそんなに長くしているのはおかしい。」
三枚のお札(13)
時間: 40秒
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「小僧、小僧まだかといったら、まだだよというもでオニババは不思議に思ってさっきから同じ言葉の繰り返しなので、そんなに長くかかるわけないと思ってその縄を力いっぱい引っ張りました。そうしたら便所の柱がメリメリメリと倒れて便所が壊れてしまいました。オニババは、このやろう逃げたな小僧が一生懸命逃げても私にはかなわない。」

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