奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(15/30)

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三枚のお札(20)
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「そして、オニババの目に当たりました。オニババは、あちちち、あちちちといいながら山のほうへドンドンドン逃げていきました。それからオニババは現れることはありませんでした。そして小僧は助かりました。いっちょぼこ栄えた。」
サルむかし(1)
時間: 39秒
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「昔々あるところにお爺さんと娘三人が暮らしていました。お爺さんは山田のほうに田んぼの水を入れにいきました。そうしたら水口にとても大きい石があって田んぼに水が入りませんでした。それで困って、困って誰かこの石どかしてくれる人はいないかな、俺には娘三人いるがどかしてくれたなら好きな子をお嫁にいかせるよ。」
サルむかし(2)
時間: 50秒
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「と独り言をいっていると山のほうから、ガサガサガサとサルが下りてきて、お爺さん、お爺さん、今なんていいました。この石をどかしてくれる人がいればどれでも好きな娘を嫁にいかせますといいました。よし俺がどかしてあげるから娘を嫁にください。サルは石グイっと持ちあげて田んぼに水入るようにしてくれました。そうしてサルは、娘は後で迎えに行くからといって山に戻っていきました。」

サルむかし(3)
時間: 38秒
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「お爺さんは家に戻って、田んぼに水が流れるのはいいがサルの嫁に娘をいかせるなんて無理な約束してしまったと困り果てて、ついに寝込んでしまいました。寝ていたら一番上の娘がきて、お父さん、お父さんなにも食べないで寝ていないで起きて、お湯かお茶か飲んだらどうですかといいました。」
サルむかし(4)
時間: 39秒
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「そうしたらお爺さんはお湯もお茶もいらないからあなたが向かいの山の嫁になってくれないかといいました。なにをいってるの、バカお父さん、サルの嫁になんかいきたくありませんといって逃げてしまいました。そうしたら今度は二番目の娘がきて、お父さん、お父さんそんなに寝てばかりいないで起きて、お湯かお茶か飲んでくださいといったら」
サルむかし(5)
時間: 40秒
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「お湯もお茶もいらないからあなたがサルの嫁にいってくれないかい。サルの嫁なんかになりたくないといって二番目の娘も出て行ってしまいました。お爺さんは、困ったどうしようと思って困り果てているところに一番下の娘がきて、お父さん、お父さんそんなに寝てばかりいないで起きて、お湯かお茶か飲んでくださいといったら」

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