奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(17/30)

[前] [目次] [次]
雀の恩返し(2)
時間: 32秒
mpeg1
real
3.2MB
mpeg1
5.4MB
mpeg2
24.6MB
「出てきたらスズメが、ピーピーピーピー、とても切ない声でスズメが鳴く音が聞こえました。お婆さんはそこに見にいったら羽の下から血を流してとても痛そうにして鳴いていました。やれやれ、スズメどうしたんだい。行って抱いてみると羽の下から血を流していました。」
雀の恩返し(3)
時間: 37秒
mpeg1
real
3.7MB
mpeg1
6.3MB
mpeg2
28.5MB
「猫にでも引っかかれたのかい、なんでこんな怪我してるんだい、痛かっただろとスズメ抱いてきて家に中に入れてきれいな水でその羽の下の傷をよく洗ってそして薬をつけてあげて、大きなザルをかぶせておきました。そして薬塗ってあげたり水を飲ませたりしていました。そしてお爺さんは夕方に帰ってきました。」
雀の恩返し(4)
時間: 37秒
mpeg1
real
3.7MB
mpeg1
6.3MB
mpeg2
28.7MB
「お爺さん、お爺さん私後ろのほうの畑に出たらスズメが痛そうに、ピーピーピーピーピーと鳴くから行ってみると羽の下の足の付根の辺りから血を流して、とても痛がっているから連れてきて傷口をよく洗って薬つけてこのザルをかぶせておきました。お爺さんは、二階の裏に鳥かごあるはずだといって鳥かごを持ってきてそれにいれて」

雀の恩返し(5)
時間: 40秒
mpeg1
real
4.0MB
mpeg1
6.8MB
mpeg2
30.8MB
「白菜つるしてあげたりそしてあわ食べさせたり、お爺さんとお婆さんはかわいがり一生懸命世話をしました。そうしてスズメはだんだんだん元気出して、鳥かごの中をバタバタバタバタと飛ぶようになりました。とても元気になったなよかったな。餌も食べるし水も飲むようになったから、家の中で飛ばしてみよう。そして辺りの戸を全て閉めて鳥かごからだしてみたらよく飛ぶようになりました。」
雀の恩返し(6)
時間: 36秒
mpeg1
real
3.6MB
mpeg1
6.1MB
mpeg2
27.7MB
「明日か明後日にでも飛ばしてみよう。そしてお爺さんとお婆さんは、飛べるかなと思い鳥かごからだして飛ばしてみたら、ピーピーピーピーといってお爺さんとお婆さんの辺りを回ってずっと遠くに飛んでいきました。よかったよかった、大丈夫だ大丈夫だとお爺さんとお婆さんは喜びました。」
雀の恩返し(7)
時間: 37秒
mpeg1
real
3.8MB
mpeg1
6.4MB
mpeg2
28.9MB
「それから一週間がすぎて戸の外で、ピーピーピーピーとスズメが鳴く音がしました。お爺さんとお婆さんは、なんだろうあの怪我をしたスズメの鳴き声だぞといってお婆さんは戸を開けてみたら、白い種くわえてスズメがとばたにいました。なんだい怪我をしたスズメかい。そうしたらポタンとその種をとみちに落として、ピーピーピーピーといって飛んでいきました。」

もどる

掲載情報の著作権は只見町に帰属します。
只見町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。