わたしたちの町あだち-046/059page
●新ぼりのくふうと苦心
山や谷のいりくんだ所を水をうまくながすのはとてもむずかしいことです。どんなくふうや苦心があったか考えてみましょう。
▲今のように土地の高さをはかる機械がなかったので、夜たくさんの人がちょうちんをつけて山にならび、むかいがわの山からそのあかりを見て用水路の高さを決めました。
▲土とい
少しくぼんでいる所やひくい所は土をもって土手をつくり、その上に水路をつくって水をながしています。(川原田)
▼箱とい
●といごし(橋をかけて水巻ながしています)
▲山ノ入水路橋 (東北自動車道の上をわたる)
▲板はしの水管橋 (新しくできる農道の上をわたる)
▲新ぬま (用水路の水をいったんためて必要なときながす)
川や道路を横切るとき、あまり高さがちがわないときはその下をくぐりぬけるようにくふうしました。水のおちる力がまたその水をもとの高さまでおし上げるはたらき(サイフォン)があるのを利用して下をくぐらせることができたのです。昔は箱をつかったので箱といと呼ばれています。(川原田)
田に水をひくためにどんなくふうがされているか身近なところでさがしてみましょう。
掲載情報の著作権は安達町教育委員会に帰属します。
安達町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。