北会津村誌 -011/534pag

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 昭和35年5月、日橋川改修工事に関して、下遠田山王橋付近で、深さ25メートルの試掘が行なわれた。(山王橋基礎地質調査報告書及び試掘資料、昭和35年5月)この下部互層も会津坂下町の場合とほぼ類似して、探さ11.00メートル以下からは、地下水の自噴する幾層かの横たわることが確認され、黒灰色の泥炭、礫を混じた粗粒砂青灰色の層のつづくことが知られた。このドッコンスイ自噴地域には、一応湖底堆積物があるとみて、その分布を調査してみると、西南線は会津坂下町市街地全域、それより西に新館前・八日沢、阿賀川の北側に渡って、田原・能力まで、それより北東線は鎧召・上遠田・塩川町の線を結び、日橋川を南に渡って、浜崎・沼の上、南は笈川から北田・堂畑・中の目・金上と、現在の表面の河川にとらわれないで、地下には東西ほぼ7.2キロ、南北約7.4キロ、ほぼ円形に近い地域を占めている。もし盆地底に湖がたたえておったとした

会津盆地地形成因図
会津盆地地形成因図


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