北会津村誌 -015/534pag

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であるが異なる。)付近であわさっている。この扇状地が二つ、或はそれ以上いくつかがぬいあわせたようになっているものを複合扇状地といっている。その他に日橋川も、雄国火山南麓の広い泥流状の火山岩屑の堆積による丘陵地を横切ってくるので、これも一見して、その全部が日橋川の扇状地堆積地域と見誤り易い。しかし礫は安山岩、或は集塊岩の角礫質のものであり、柏原北方の東電第四発電所付近を扇頂にして、馬場新出・島付近に小扇状地形がみられるのみである。東山奥から流れ出る湯川も見事な扇状地をつくり、会津若松市の旧城下町がほぼその上に、そっくり乗っているわけであるが、南緑の現在の河筋、特にそれが、昔大川まで真直ぐに延びて

大川の馬越ダムの上流景観、河岸段丘の間をぬって流れる
 大川の馬越ダムの上流景観、河岸段丘の
間をぬって流れる(馬越の吊橋より上流をのぞむ)

大川の馬越ダムの下流景観
大川の馬越ダムの下流景観、
本郷弁天山の地峡をのぞむ

本郷、弁天山、旧用水とり入れ口付近の河底の低下
本郷、弁天山、旧用水とり入れ口付近の河底の低下

 

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