北会津村誌 -016/534pag

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いた時代は、小規模ながら大川と複合扇状地をなしていた。西縁から佐賀瀬川が放流して、新鶴村北半に見事な扇状地をつくって、鶴沼川に注いでいるが、扇状地としての複合地形はあまり示さないで、ほぼ直角に注ぎこむ形になっている。むしろ鶴沼川と西縁で複合しているのは赤沢川である。昔は上流宮川と相当大規模な複合をしたようにみえるが、現在、北会津村に及ぶほどの複合扇状地地形は殆ど示していない。

 やはり、会津盆地底を広く見渡しても、特に北会津村の殆どが、その上に乗っている意味からも、大きく、且つ重要な地形の成因となっているのは、奥深くは、馬越付近まで扇頂の食い込んでいる大川扇状地で、広範にみ 

田村山景勝清水の湧水地と薄皮まんじゅうのような表土に蔽われた砂利層
田村山景勝清水の湧水地と
薄皮まんじゅうのような表土に蔽われた砂利層

白山清水の湧水、もとは東西1町50間、南北9間あった
白山清水の湧水、もとは東西1町50間、南北9間あった

館の清水湧水地域は谷地(やち)となっている
館の清水湧水地域は谷地(やち)となっている


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