北会津村誌 -017/534pag

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ると、盆地底の3分の2ほども、この扇状地による堆積ともみられるほどである。

 しかし、扇状地地形の最もよく現れ、北会津村全域に拡がる扇状地は、やや峡谷を下った岩崎山の弁天出付近を扇頂とするもので、麻生新田、麻生、東麻生、下米塚、東に川を越えて南四合辺を結ぶ、半径6キロぐらいが最も標式的な扇状地をなしている。この末端付近から湧水がはじまり、さらにその外緑4.5キロほどに湧水地帯が横たわっている。

 その下部には円礫層、砂利層が横たわっていて、特に旧鶴沼川、現在の大川の旧河道と思われる扇頂を要とし

旧鶴沼川跡の湿地雑木林のはんのきー西麻生
旧鶴沼川跡の湿地雑木林の
はんのきー西麻生(昭和42.1.6)

大川扇状地の雑木林四つ壇小松付近の整地前の景観
大川扇状地の雑木林四つ壇
小松付近の整地前の景観(41.11.4撮影)


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