北会津村誌 -076/534pag

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あり。」として、里芋は良好、蔬菜類によいとしている。

 また土壌の生産力についても、排水が良好であるから、上層即ち耕土の生産力は亦、下層の状態によって変化する。主に排水の良否、地下水の循還など、湿分の適否、空気の透通の良否、耕土の湿度などを注意するのがよいとして、当時の作物の植付状態を掲げている。

明治33年度作付状態
分類 荒井村 館の内村 川南村
総面積 1154.0町 635.4町 1132.1町
耕地 559.2 485.8 758.4
百分率 9.050 7.772 12.272
水稲作付 53.344町 58.377町 48.811町
桑園 1.323 1.091 0.527
大麦 18.115 31.709 11.247
小麦 14.487 3,951 16.548
大豆 36.516 22.225 16.248
馬鈴薯 1.073 2.698 0.659
菜種 21.459 2.968 10.948
にんじん 0.823 1.649 1.449

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