北会津村誌 -089/534page

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田村山古墳糠塚、ほたて貝式前方後円墳
田村山古墳糠塚、ほたて貝式前方後円墳

墳出土品として、 昭和二十八年十月 一日付指定し、保 存は当部落の区長 となっている。そ の後大塚山発掘調 査が行なわれて、 その対比研究にも 貴重な資料となる わけである。

 この田村山古墳 は全長が二四.八 メートルあるが、前方が大変短かく、後円部形との此は 一対〇.二四に過ぎないので、丁度帆立貝に似た前方後 円墳をなしている。

 この古墳構築の時代であるが、畿内より東北地方へ移 してきて、古いもので四〇〇年代から五〇〇年代、ずっ と新しければ、奈良朝初期まで下って、今より一二五〇




会津田村山古墳実測図
昭和33.5.6
福島県文化専門委員 山口弥一郎 測量
福島県北会津郡北会津村田村山字塚の腰

会津田村山古墳実測図

    

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