北会津村誌 -126/534page

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農業改善事業の先駆地中荒井村の南の広土
農業改善事業の先駆地中荒井村の南の広土

よる耕起・整地の時代は自動耕耘機などに移行しはじめ ていたが、さらに、これにトラクターがはいり、刈取り に、刈取機、コンバインなどを入れて、大規模な農業経 営の様相を呈しはじめている。これは同時に、個人では 容易でないから、共同施設に移行する傾向をみせてい る。

 既に北会津村を南北に貫く中央大幹線道路は、中荒井 地区より高田街道に達して、その側溝には用水がこんこ んと流れていて、純農村地帯としては一偉観を呈してい る。新設の合併中学校の屋上から北の下荒井村方面をみ ると、構造改善の施行地域と、未施行地域の差が、あま りにも歴然として、将来の全地域施行後の様相を思いう かべてみる。これにひきかえて、西の方や、南の方の実 施地域をみると、整然とした耕地が拡がり、嘗ては肇谷 地、はんのき林が点在していた扇状地を、想像だに出来 ないほどにしている。

三、県営圃場整備事業


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