北会津村誌 -181/534page
中新井村千葉寺
中新井千葉寺の門前と大門屋敷
構造改善により移転した中新井の諏訪神社 最初に祭られたものとすれば、村も最初はその辺につくられるのが常態であるから、洪水、河道変遷の常なかった地域であるから、いろいろ考えさせられる。後述の石仏などもその手がかりの一つで、伝説では館に住む人、それは松本太郎左ヱ門という人であったとさえ伝えている。明治初年まで館の堀のあとがあったという。諏訪神社、御膳河原の関連性をも思わせる。しかし今は手がかりも薄れてしまっている。
寺院としては真言宗、求法山千葉寺が一ヵ寺古くよりある。旧館の真北にあたり、その南入口に真言宗、千葉寺の門柱があるが、この西側の屋敷名を大門と呼んでいる。姓は一条であるが、千葉は一条を名のったことがある