北会津村誌 -231/534page

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 川
一、蓼川 村の東北一町六十二間に有、幅五間余源三有、一つは村の東に湧出る清水なり、二は同郡今泉村の西北より湧出る清水、鷺林村の東北にて三水合て北へ流れ、同郡下荒井村本多村を経て荒田村の西南に至て西へ流、同郡宮下村台村を過て和泉村の西南にて鶴沼川と合、此川に蓼四時生故に蓼川と云、小海老、小雑喉あり。真鴨、小鴨時により住す。
一、米四斗二升七合を出して逆瀬川山に入て薪を伐る。
貞享二年書上げ
 会津郡鷺林村 若松より八里
一、鎮守八王子権現、祭礼九月十九日、下荒井社家来祭、当所の者社参遊。
 相殿 当所大神宮、福徳大明神。
一、鎮守御嫌にて三間梁の家不造、井不掘。
一、菩提所真言宗延命山西福寺、高三石壱斗三升御年貢、諾役本村中にて弁寄進す。
一、漆役木数五十壱本分有、蝋燭上納而不足分年々。
一、村の西北に葭野三所有、此御役葭二百三十把、銀九粉九厘宛年々納。
一、軽井沢へ相場米馬壱疋に二升宛年々出、葉柴、かくまを取。
一、逆瀬川へ御年貢米五斗宛年々出、葉柴、かくまを取。
一、中荒井へ金壱分相場米五斗宛、年々出、大川舟橋渡る。
一、家職、莚、縄、草履、田畑稼の間に仕出す。
一、畠作、瓜、茄子、蘿蔔商売而御年貢の足にす。
文化六年風土記より

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