北会津村誌 -300/534page

　右之原に薬草有、香需、兎系子、羊附釆、山茨菰、忍冬、舊、�噤A苦参、柴胡。

一、大川　村の東二町三十四間にあり、河原幅一町五十九間、川幅二十間余、此川に九月九日より鮭どめを打とめの次第前に有、 大雑喉、かぢか、蜂魚、鮑あり、此川も叉春秋は船を設る。
一、代四百文を出し大野山に入て薪を伐る。
一、稲川領との境村の西北一里四町十間に有。

貞享二年書上げ
　　　会津郡真渡　葉郷鈴淵　本村より壱里三十間隔西北に有、田舎道七里
一、鎮守　五郎明神祭礼九月九日、別当山伏瀧本院祭、氏子社参。
　相殿　当村若宮八幡、鈴之社、輝井神。
一、鎮守御株にで三間梁五間の家不造、是は廻廊大の間数故不造と云。
一、菩提所　曹洞宗東照山西光寺、五石七升三合、村中に而弁。
一、漆役　木数三十七本六分有、蝋漆上納而不足の分代金にて納。
一、村の北に葭野一ヶ所有、此御役銀壱匁五粉宛上納。
一、鱒留御役　金壱両銀拾弐匁宛、年々上納、留は九月九日より打、外金三分、三十八、九年以前に御免。
一、舟役　銀七匁八粉宛年々上納。
一、大野村へ代三首五十匁宛年々出、葉、柴、かくまを取。
一、同村へ代二メ九十七匁斗．此馬数として出。
一、蟹川へ金壱分二朱出、大川舟橋渡る。