北会津村誌 -313/534page
一、若松の西北八里にあり、東西一町十七間、南北四半間、家居乱にして図何れとも雉記、当邑建始の年号、並名石原村と由来不知
一、家二十六軒、竈三十三、男七十四人.女六十二人、馬十二疋。年々増減あり。
一、四十六町七反二畝二十四歩、内一町五反土色里真土、二町八反土色白して砂交、十二町四反二畝二十四歩土色赤して砂交、土 色並して赤し、但二分黒二分白七分赤、四町五反中の上、五町中の中、一町七反中の下、一町五反下の上、四町二畝二十四歩下 の下、土の色並して中の下。
一、畠五町四反二畝二十九歩、内一町五反土色黒真土、三町九反二畝二十九歩土色白して砂交、土色並して白し、但三分黒七分白 一町四反上の下、一町二反中の七一町中の中、八反下の上、一町二畝二十九歩下の下。
一、早稲・中稲少、晩稲宜、糯稲少、大麦、小麦、蕎麦、黍、麻、大豆、菜、大根、午蒡。
一、高三百二十六石五斗二升七合、此取百五十九石四斗七升五合、免七つ四厘年々増減有。
年 貢
一、金二十六両一分、銀十匁四粉四厘、米七十九石七斗三升七合、内大豆七石六升、荏四斗六升共に年々増減あり。
小 役
一、綿役金二分銀十三匁四粉四厘九毛、糠藁金二分銀四匁二粉四厘四毛、足前銭五貫八百九十文、役漆木六十四本七分、此漆六 合五勺納る、不足の年は金子を以て納る。御役蝋一貫三百六十五匁、漆の実無之付金子を以て納、大買蝋九百十匁右同断、此下 銀三匁九粉七厘八毛、小買蝋五百九匁右同断、此下銀二匁三粉三厘三毛
一、梅、栗、胡桃。
一、大抵此村の常、筵、かます、金七両程に売、年により増減あり。
堂 社
一、大神宮 薬師堂。