北会津村誌 -408/534page
ごま、きびなど入れていろいろな種類の餅をつくり、時にうるごめを入れて、こな餅を搗く場合もある。そして これを干したり、凍らしたりして、保存食にする慣習はまだ多く残している。
3、毎日の食事 毎日飯を何升、何合くらい炊いたら家族の食事に間にあうかは、主婦の掌るところであるが 手伝い人や、来客があり、家の人でも留守になったりするので、定量を予測することは容易でないと思われるが 昔の人は、これをいっぱい椀で測っていた。二合五勺入りの大椀で、これが一人一食の定量、これはおひる飯の なかった一日二食をとった時代の慣行かとも思われる。一人大人で一日五合という割合になる。これを明日はい