北会津村誌 -413/534page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

せいろう(籾倉)(41.12.27)
せいろう(籾倉)(41.12.27)

もみぐら(42.1.2 松野にて)
もみぐら(42.1.2 松野にて)

籾せいろう(籾の板倉)下のねずみ返し(宮袋)
籾せいろう(籾の板倉)
下のねずみ返し(宮袋)

或は冬がこいなどという、防寒施設をつくる習慣がある。屋敷木は主に欅と杉で、下枝もあまり切り払わないで 育ちにまかせ、その古木さが、屋敷の古さ、重々しさの伝統を誇示しているようにもみえる。この風も実は近年 薄れ始めて、屋敷木、神社の森などの伐採されているのが目立っている。

 屋敷は低平であるから、母屋のほかに、農作業をする小屋とか、土蔵、物置き、大便所、これは下肥の貯蔵所 を兼ねて、相当大きなのもある。蔬菜栽培地で、特に大きくし、又屋敷外の野良につくっている場合もある。せ いろうと呼ぶ籾貯蔵庫をもっている家もある。これは火災と夏の熱気を防ぐために、木造のせいろの形にしたり


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県北会津村誌編纂委員会に帰属します。
福島県北会津村誌編纂委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。