北会津村誌 -442/534page

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ていた。

 まだ充分とはいい得ないが、見合い、交際、或は恋愛が結婚に直結するようになったのは、特に終戦後などに 強くもりあがった風潮のようにもみえる。

婚礼の平列並びのむすびのさかづきごと(昭和42年3月 石原にて)
婚礼の平列並びのむすびのさかづきごと
 (昭和42年3月 石原にて)

婚礼のながもちかつぎ―ながもち歌をうたう(鈴木真言撮影)
婚礼のながもちかつぎ―ながもち歌をうたう(鈴木真言撮影)

 2、婚礼 結婚の予約を定め酒といって、仲人が双家を行き来する風は昔より変っていない。結婚とか、納め 着物などは近年お金で済 すのを多く見受ける。昔 は必ず着物を持参して、 これを娘の家では、近隣 を呼びよせて、衣裳見な どまでしていた。これも まだ全然なくなっている かどうかはわからない。

 結婚当日、婿の方より 嫁迎えに行くのを迎いげ んざんという。そして嫁 入りの行列をつくってく りこむわけであるが、戦 後何年かたつと、これが


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