平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-004/045page

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2 実態把握から教科・単元プランの作成と改善
(1) 実態把握と教科プランのつながり
( 1) 実態把握の方法
ア レディネステスト…単元の学習前に実施し、既習事項の確認をする。
イ 単元テスト…各単元終了時に実施し、領域別に考察をする。
ウ 基礎学力確認テスト…各学期末に実施し、領域別に考察をする。
エ NRTテスト…学年末に実施し、領域別に分析をする。
オ その他
・既習の確認問題…授業の導入時に位置づける。
・授業中の観察
・自己評価(ノート)
・ふりかえりカード…1時間毎に反省(情意面を含む)をする。

( 2) 実態と教科プランとのつながり
ア 実態把握の生かし方
年度当初に、前年度のNRTテストの結果から実態と課題を明確にし、それらを踏まえた教科プランを作成する。さらに、1学期末の基礎学力確認テストの考察により、修正して改善・開発を図り、使える教科プランとする。
(ア) 実態と課題

〈3年生の国語科の一部〉
実態 課題
4月 ・話を正しく聞き取れない児童がいる。 ・話を聞けるように、学習態度をしっかり身につける。
・読書力や内容の読み取りに差がある。 ・好きな本を進んで読めるように、読書環境を整える。

(イ) 教科プラン作成の意図とねらい
基礎学力の向上を図るための手だてを日々の授業および授業外の教育活動でどのように実践していったらよいかの指針とする。
〈算数科プランの一部〉
実践の視点 授業の中で 授業外の教育活動
基礎・基本定着のための手だて ・1単位時間における自力解決の学習と定着の時間の確保 ・朝自習や放課後を活用した補充指導
・到達度別学習の導入  ・基礎・基本の洗い出し表の活用 ・家庭学習の提示の工夫
基礎学力向上のための学習指導の工夫 ・実態による個に応じた支援  ・T・T方式の効果導入 ・朝自習や放課後を活用した個別指導
・問題解決学習の導入 ・算数コーナーの利用  ・家庭学習の複線化
評価のあり方 ・1単位時間のまとめの時間の確保 ・自己評価カードの活用
・自己評価の工夫 ・基礎学力確認テストや学力診断テストの活用


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