平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-005/045page

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(ウ) 教科プランの改訂
〈3年生の国語科の修正の一部〉
  4月 9月
授業 ・先生や友だちの話を注意深く聞き大切な言葉を聞き取る。 ・先生や友だちの話を注意深く全員が聞き取れるようにする。

〈2年生の算数科の修正の一部〉
  4月 9月
授業 ・自力解決の時間を確保し、解決できるよう支援する。 ・自力解決の時間を確保し、個に応じた支援とする。

(3) 教科プラン作成の成果と課題
  国語科 算数科
成果 ・年度当初に、新担任が前年度のNRTテストを分析し実態の把握から課題を見い出し、年間を見通した指導方針を明確にする教科プランを作成した。これは、各単元プラン作成にあたり土台となるものであり、教師はプランを意識し、その実践を日々の授業に生かすことに有効であった。
具体的な成果 ・単元の目標と基礎・基本の定着を結ぴつけて考えたことにより、実践の視点を明らかにできた。 ・実践の視点を明らかにし、自力解決学習と定着の時間の確保に努めた結果、基礎・基本の定着が図れるようになってきた。
・種々のテストや実態把握により、個に応じた支援ができた。 ・実態を踏まえた支援やT・Tの効果的導入で、下位児童の理解力がつき、意欲が出てきた。
・日々の実践により、児童の国語に対する興味や意欲が増し、文章読解や文章表現力がついてきた。 ・自己評価を授業に生かすことができた。
課題 ・教科プランは、1学期末に修正し、改善・開発を図ってきたが、さらに活用できるプランにするために、児童の変容に応じて学年・学級で随時修正され、単元や本時の指導計画に反映されることが大切である。
具体的な課題 ・基礎・基本が身にっいていない児童に対しては、さらに詳しく具体的実践内容を明らかにし、実践する。 ・計算力を向上させるため、時間の確保や個別指導に努める。
・テストの結果にあらわれない児童の情意面を、さらに大切にしていく。 ・自力解決の場を大切にし、自分の考えをしっかり表現できるように学習訓練を重ねる。
・話し合いの基礎を身につけさせ、お互いに読みの深まりができるように学習させる。 ・テストを生かし、劣る領域については、継続・反復練習により定着を図るようにする。
  ・自己評価を活用し、下位・上位児童をさらに支援する。

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