平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-010/045page

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2 課題設定、提示の仕方を工夫する
(1) 児童自身が課題設定していくような指導の工夫(国語科)
初発の感想をもとに、課題設定をしたり、学習の手引きをもとに課題設定をしていくような指導計画を積極的に取り入れ、意欲の向上と主体的な学習の展開を図った。課題は、学習計画として教室に掲示するとともに、ノートに書かせた。
また、意欲を持続させ、見通しを持って学習に取り組むための一方法として、単元全体を通しての課題を設定した取り組みも行われている。その際、新聞作り、劇など、楽しい活動を通して本校の重点指導事項である「表現力の育成」を目指した課題も多く見られた。

初発の感想→全体での話し合い→単元全体を通しての課題設定自分の学習方法も書かれている。 6年
〈初発の感想→全体での話し合い→単元全体を通しての課題設定自分の学習方法も書かれている。 6年〉

(2) 既習事項を振り返り、見通しを持てるような導入の工夫(算数科)
本校では、基礎基本の定着が十分でないことや指導法の問題などで、児童の中で学習の連続性が図れらていないことが問題点として指摘されてきた。そこで、算数科では、特に、既習事項との関連を図り、児童が課題を捉えやすい導入の仕方を工夫してきた。
○ 児童の身近なところから問題文を作成したり、本時の課題を把握させたりすることによって、課題へのアプローチの仕方を捉えやすくした導入
○ 既習事項をもとに多様な方法で問題解決にあたることができるようなワークシートを活用した導入
○ 自分たちで作成した図形をもとに思考していくことができるように配慮し、前時との関連、前小単元との関連を重視した導入
○ 具体物、半具体物を使ったり、体験活動を取り入れたりして、より具体的に課題を把握し、学習の見通しを持てるように工夫した導入などこれらの工夫は、児童自身が学習の見通しを持ち、意欲的に課題解決にあたるような一人学習を促す結果ともなった。

半具体物を使って課題把握 算数科 2年
<半具体物を使って課題把握 算数科 2年>

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