平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-013/045page

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5 個に応じた支援の工夫

(1) T.T指導の工夫
本校では、4、5年の算数科でT.T指導を行っている。打ち合わせの時間の確保、指導法の違いなど問題点はあるものの、T.T指導の機能を生かし、能力差に応じた学習形態の工夫などにも取り組み、効果的な指導が行われている。

(2) ヒントカード
一人学習の場面で、個人差に応じるためにヒントカードを活用している。ヒントカードは、実態の把握によって変わってくることや書かれていることが十分児童に伝わらなかったりすることもあり難しいが、能力別に準備し、個に応じた支援の一助にしようと試行錯誤しながら取り組んでいる。

ヒントカードの一例 算数科 3年
<ヒントカードの一例 算数科 3年>

(3) ワークシート
ワークシートは、押さえなければならないことを明確にしていくことや全児童がある一定の学習を達成するため、時間の短縮のためなどに使われてきたが、それでも能力差によって達成度が違ってきてしまい、全体での練り上げに十分活用されないということもあった。そこで、能力差に応じたワークシートを作成する試みも行われている。

(4) 自己評価、算数感想カード
評価と指導の一体化を図り、次の支援につなげる試みとして活用している。算数感想カード、自己評価カードともに、教師の評価と合わせることによって児童の実態が把握でき、次の支援計画へとつなげることができただけでなく、児童の、学習内容への意識付けにもなった。
<自己評価カードの一例 国語科 1年>
自己評価、算数感想カード
<感想カードの一例 算数科 5年>


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