平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-025/045page

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4. 教科指導での取り組み
(1)個に応じた学習指導の工夫
国語: 個別学習による一人調べの時間を設けている。
   理解力に応じたコース別のワークシートの使用。課題選択学習の導入。
   ペア学習による読みの練習。グループによる話し合い。
社会: 調べ学習の時に生活班を利用してグループ学習を取り入れたり、まとめのノート整理の時に隣同士のペア学習を取り入れている。
数学: 能力別練習問題の提示(数学の友A,B)
   下位生徒を中心に机間指導を行い、繰り返し指導している。
理科: 実験を一人一人行わせている。(個別学習)
   選択理科では、調べる実験を選ばせてまとめさせる。実験方法も自分たちで改善していきよりよい実験方法を見つけさせている。
英語: 活動によって学習形態をいろいろ変える。T・Tを生かして下位生徒ばかりでなく、上位生徒の能力も伸ばす。
音楽: パート毎にリーダーを決めて合唱練習に取り組んでいる。
   自分たちの合唱をテープに録音し、改善点を生徒に考えさせそれを課題にする。
美術: 作品鑑賞で、班活動を中心に鑑賞を行う。
   コンピュータ制作では、列ごとに選択美術の生徒を一人おき、生徒間での課題解決ができるよう工夫する。
   上位生徒には、作品を深めさせるために難しい技法をアドバイスし、下位生徒には、何を描きたいのか明確にさせ参考資料を提示する。
保体: 能力を平均化したグループ作りを行っている。
   お互いに教え合いや研究し合う場を設定して授業を進める。
   教育機器(ビデオ)等を活用し、個別指導の浸透を図っている。
技家: 製作や設計をグループ活動で行っている。
   身近な生活から題材を取り上げて興味・関心を高め、フラッシュカードやプリントを活用しわかりやすい授業を心掛けている。

(2)基礎学力を定着させるための指導法の工夫
国語: 漢字の書き取りテストなど、前時の内容を確認するテストの実施。
   音読、朗読を繰り返し行い、基礎的な力を定着させる。
   まとめ(定着)の時間の確保。
社会: 地図帳の活用の定着化。教科書の内容把握のための地歴の学習ノートのまとめ方とその点検に時間を割いている。
数学: 基本的なやさしい問題や計算を数多く練習させる。
   計算の仕方、公式などを繰り返し指導する。
理科: 実験をできるだけ行わせ、頭の中で考えるだけでなく実際にどのようになるかを予想させ確かめさせる。
   まとめの時間を多くとり、問題や考え方をもう一度確認する。
英語: 同じことを何度も繰り返し行う。あきないように工夫し、単語や基本文などを覚えさせる。さらに表現力を高めるための場を多く設定するようにする。
音楽: コンクールその他楽曲をするときに基礎基本の確認をする。
   楽しんで音楽をしようとする意欲をもたせるため、多様な音楽に触れさせる。


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