平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-032/045page

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(3)学力向上の手立てに対する生徒の反応及び反省
○導入で目標を明確にし、授業中生徒の考えをその目標に近づけるように発問したので、50分間で何を学んだのか多くの生徒が理解できたようだ。
○ミニ授業で比例・反比例の復習をさせた生徒はすべて、この時間内に自作問題を作ることができた。また、1次関数や2乗に比例する関数の対応を独自で考えるなど、発展的な考えをする生徒も見られた。
●生徒の自己評価を十分に行わせ、「わからない」と言えるような雰囲気作りをしていくのが大切である。
●発表の場面では、T2が発表の仕方や聞き方を指導したが、問題作成に夢中になってしまい、発表に集中できない生徒がいたので、友達の発表を聞く姿勢の指導にも力を入れたい。

(4)成果と課題
○T・Tのいろいろな形態を試してみて、そのクラスにあった形態を見つけることができ、意欲的に授業に取り組ませることができた。
●2つのグループに分けて指導する場合、教師の打ち合わせを綿密に行い、進度だけでなくそれぞれのグループの到達目標をしっかり決めて指導にあたらなければならない。
●レディネスの問題でのコース選択だけではなく、理解のスピードでのコース分けや、理解の深さでのコース分けなど、教材を生かしたり生徒に合ったT・Tの形態を研究しなければならない。
●小単元ごとの評価基準だけでなく、一人一人の到達目標を2人の教師がしっかりつかんでおかなければならない。

(5)研究協議での反省と課題
・生徒全員が生き生きと授業に参加していて、生徒が自信を持って発表していた。
・全員の問題を発表させることができなかったので、後日生徒の問題をプリントにして配るなど、生徒全員の考えを生かすようにしてほしい。

小名浜第一中学校 小名浜方部数学授業を観る会 授業風景
小名浜第一中学校 小名浜方部数学授業を観る会 授業風景

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