第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-016/285page
4歳児の地域別就園率は
昭和41年度において各地域
とも5.0%から24.2%の範
囲にあったが,その後,い
わき,会津,県南,相双の
各地域においては,就園率
が急上昇し,昭和51年度に
おいて47.3%から54.2%の
範囲内の就園率を示す状況
となっている。
一方,県中,県北,南会
津の各地域においては,昭
和41年度以降就園率が緩慢
な上昇あるいは下降するな
どの過程を経て,昭和51年
度において12.5%から35.4
%の範囲内にとどまってい
る(図2−1−3)。
図2−1−2 3歳児の地域別就園率の推移
注:1.「総務課推計」(昭51)による。
2.就園率=(就園幼児数)−(幼児数)×100
図2−1−3 4歳児の地域別就園率の推移
注:1.「総務課推計」(昭51)による。
2.就園率=(就園幼児数)−(幼児数)×100
5歳児の就園率は,昭和
41年度には19.6%から49.8
%の範囲にあったが,その
後,県北,相双,県南,県
中の各地域においては,就
園率が急上昇し,昭和51年
度において73.4%から82.8
%の範囲内の就園率を示す
状況となっている。
一方,いわき,会津の各地域においては,昭和41年度以降の就園率の伸びが緩慢で,昭和51年
度において57.9%となっている。
また,南会津地域においては,昭和41年度以降就園率が低い状況で推移し,昭和51年度におい
て24.8%の就園率を示すにとどまっている(図2-1-4)。
従って,今後は,就学前教育の機会均等の観点から,県内各地域にみられる就園率の較差の是
正を図る必要があろう。
(3) 保育所の在籍率
保育所は,児童福祉法に基づき,保育に欠ける乳幼児を対象とし,毎日8時間を原則として保
育を行う児童福祉施設であるが,幼稚園を考察する場合には,保育所との関連を考慮することも
必要である。