第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-021/285page
で,幼稚園と保育所との相互補完を図
る方策を検討し,保育所の就学前教育
としての位置づけの明確化を推進する。
(4) 幼稚園の設置
園児数の予測から,学級数を推計す
ると,昭和55年度1,251学級,昭和60
年度1,495学級となり,昭和55年度に
は,昭和51年度より177学級の増加,
昭和60年度には,昭和55年度より244
学級の増加が想定される(表−2−1
−7)。
従って,公立幼稚園と私立幼稚園の
適正配置を図るとともに,幼稚園の新
増設及び学級増に努め,昭和60年度に
は,3歳児2,374人,4歳児20,164人,
5歳児26,638人の収容力の確保を図る。
図2−1−7 5歳児の県平均保育所在籍率の推移
注:1.「義務教育課調査」(昭46〜昭51)による。
2.在籍率=(小学校1年の保育所在籍経験児童数)−(小
学校1年の児童数)×100
(5) 幼稚園の保育料
幼稚園の保育料につ
いては,公立幼稚園の
適正保育料について検
討し,市町村間における
保育料較差の解消を図
る。また,私立幼稚園
の法人化を推進すると
ともに,地方公共団体
の私立幼稚園に対する財政援助等の方策を検討し,公立幼稚園と私立幼稚園の保育料較差の縮小
を図り,父母負担の軽減に努める。
表2−1−7 園児数及び学級数の予測(単位:人,学級)
年度/区分 3歳児 4歳児 5歳児 総園児数 学級数 51 1,396 12,281 21,621 35,298 1,074 55 1,864 15,801 23,509 41,174 1,251 60 2,374 20,164 26,638 49,176 1,495 注:1.昭和51年度は実績で,「学校統計要覧」(昭51)による。
2.昭和55年度,昭和60年度の園児数は,表2−1−5に基づき推計し,
学級数は(総園児数)÷(昭51の1学級当たりの園児数)による。
第2項 教職員組織
1.現状と課題
(1) 本務教員数と数員一人当たりの園児数
昭和51年度における幼稚園本務教員数
は国・公立幼稚園536人,私立幼稚園869
人,合計1,405人である。
これを昭和41年度の本務教員数と比較
すると,国・公立幼稚園は2.6倍,私立
幼稚園は1.4倍,総数では1.7倍となっ
表2−1−8 本務教員数(単位:人)
幼稚園/年度 41 45 49 51 総 数 824 1,055 1,232 1,405 国・公立 206 315 462 536 私 立 618 740 770 869 注:「学校統計要覧」(昭41,昭45,昭49,昭51)による。