第2次福島県長期総合教育計画（昭和53年度〜昭和60年度）-041/285page

　従って，今後は，各地域における将来の児童数の動態を見通し，それに応じる学校配置計画を

検討する必要があろう。

（5）　学校規模

　　学校規模を昭和41年度，昭和45年度，昭和51年度の学級数別学校構成比から，本校に限ってみ

　ると，11学級以下の学校の学校総数に占める割合が昭和41年度においては59.28％であったが，

　昭和51年度には67.25％となり，その占める割合が年々高くなる傾向を示している。

　一方，適正規模校（学校

教育法施行規則17条にいう

12学級から18学級の学校）

の学校総数に占める割合

が昭和41年度においては

25.22％であったが，昭和

51年度には16.29％となり，

年々低くなる傾向を示して

いる。

　また，19学級以上の学校の学校

総数に占める割合が昭和41年度に

おいては15.50％，昭和45年度に

は16.14％，昭和51年度には16.46

％となって，ほぼ一定の推移傾向

にあると考えられる（表2−2−

4）。

表2−2−4　学級数別学校（本校）構成比（単位：％）

年度／学級区分	0〜4	5〜11	12〜18	19〜25	26〜32	33〜39	40〜46
41	1.55	57.73	25.22	7.41	6.03	1.72	0.34
45	4.34	58.34	21.18	8.33	5.56	2.08	0.17
51	9.28	57.97	16.29	7.71	6.83	1.92	−

注：1．「学校統計要覧」（昭41，昭45，昭51）による。

　　2．学級数別学校（本校）構成比＝（学級区分に対する本校数）÷（本校

　　　総数）×100で，本校数には国，私立を含む。

図2−2−6　昭和41年度から昭和51年度までに減少した学校

　　　　　　数及び学級数の昭和41年度のそれに占める割合

注：1．「学校統計要覧」（昭41〜昭51）による。

　　2．減少学校数についての割合＝｛（昭41の学校数）−（昭51の学

　　　枚数）｝÷（昭41の学校数）×100

　　3．減少学級数についての割合＝｛（昭41の学級数）−（昭51の学

　　　級数）｝÷（昭41の学級数）×100

　　4．校数及び学級数は，国，公，私立の合計である。

　　5．分校は1校とみて，校数に加える。

　次に，昭和41年度から昭和51年

度までの10年間に減少した学校数

（分校も1校とみる。）及び学級数の

昭和41年度のそれに占める割合を

比較して地域別にみると，県北，

南会津，相双の各地域にあっては，

減少学校数についての割合が減少

学級数についての割合より高くな

っている。

　これに反し，県南，会津の各地

域にあっては，減少学校数につい

ての割合が減少学級数についての

割合より低くなっている。

　また，県中，いわきの各地域に

あっては，減少学校数と減少学級