第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-052/285page
(4) 小学校教員の週当たり平均担当授業時数
教員組織の実情に即応して,担当時数の適正化を図り,更に指導活動の充実を図る。
第3項 施設・設備
1.現状と課題
(1) 施設
本県における小学校校舎の構造別保有
率をみると,図2−2−23のとおり,木
造が漸減し,鉄筋が漸増している。鉄骨
は,ほぼ一定の保有率で推移する。
全国平均も,図2−2−23のとおり,
ほぼ本県と同様の状態で推移する。
全国平均と比較すると,本県の木造保
有率は,毎年,少しずつ低くなるものの
全国平均よりかなり高く,昭和51年度に
おいても,52.2%となり,木造面積が半
数以上を占める。
全国平均の木造保有率は,昭和47年
度に49.2%と木造面積が半数以下とな
り,耐火構造面積(鉄筋及び鉄骨面積を
加えたもの)が半数以上を占める。
校舎の地域別木造保有率をみると,図
2−2−24のとおり,県中地域を除き,
各地域ともに50%以上である。特に,分
校の多い会津,南会津地域は,他の地域
より高い。
校舎の保有総面積に対する危険面積
(耐力度4,500点以下)の比率は,図2
−2−25のとおり,昭和48年度における
23.4%を最高に,それ以降低くなり,危
険建物が計画的に解消されていることを
示している。
木造面積に対する危険面積の比率をみ
ると,表2−2−9のとおり,昭和47年
度に21.1%と最も低く,昭和48年度には,
38.3%と前年度を大きく上回り,それ以
降低くなる。
図2−2−23 小学校校舎の構造別保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭46〜昭51)による。
2.構造別保有率=(構造別保有面積)−(保有総面積)×
100
図2−2−24 校舎の地域別木造保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)による。
2.保有率=(木造保有面積)÷(保有総面積)×100