第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-054/285page
学級数を充足する普通教室を保有している。
地域的には,県北,県中,県南,会津,南会津地域において,標準学級数を充足する普通教室
を保有する学校が比較的多い。
また,県北,県中,相双地域においては,標準学級数より多く普通教室を保有する学校が多い。
標準学級数に対する普通教室の保有状況を市部,郡部別にみると,表2−2−11のとおり,市
部には,郡部より普通教室数が標準
学級数より不足する学校が多い。
郡部では,普通教室数が標準学級
数に等しい学校及び普通教室数が標
準学級数より多い学校が,学校全体
の90%以上となり,多くの学校は,
標準学級数を充足する普通教室を保
有している。
特別教室の保有状況をみると,表
2−2−12のとおり,保有教室数は
各特別教室ともに,ほぼ漸増する傾向をみせてい
る。
特別教室のなかで,保有数が多いのは,音楽室,
理科室及び図書室である。
保有数が少ないのは,家庭科室,図工室及び視
聴覚室であるが,特に,視聴覚室の保有数は,少
ない。
表2−2−12 特別教室の保有状況(単位:教室)
項目 特 別 教 室 数 年度 理 科 音 楽 図 工 家 庭 視聴覚 図 書 46 480 493 198 234 / / 47 499 517 214 257 / / 48 508 530 242 283 144 442 49 515 532 256 295 159 469 50 523 542 262 292 173 496 51 529 551 276 292 174 494 注:「公立学校建物の実態調査報告」(昭46〜昭51)による。
本県における小学校屋内運動場の保有状況をみ
ると,表2−2−13のとおり,保有率は,毎年,
高くなる傾向を示している。
屋内運動場の本校・分校別保有状況をみると,
表2−2−4のとおり,分校の保有率は,極めて
低い。
屋内運動場の構造別保有率をみると,図2−2
−26のとおり,鉄骨が高くなり木造が低くなる。
鉄筋は,ほぼ一定の保有率で推移する。木造の保
有率は,昭和46年度まで最も高く,50%以上を占
めるが,翌年度には,50%以下となり,鉄骨の保
有率が,木造に代って,最も高くなり,昭和48年
度には,50%を超える。
全国平均の構造別保有率は,鉄筋,鉄骨が高く
なり,木造が低くなる。
表2−2−13 小学校屋内運動場の保有
状況(単位:校,%)
年度/項目 学校総数 保有学校数 保有率 46 733 451 61.5 47 721 463 64.2 48 712 490 68.8 49 704 496 70.5 50 700 515 73.6 51 692 514 74.3 注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭46〜
昭51)による。
2.保有率=(保有学校数)÷(学校総数)×
100
3.学校数には,分校を含む。
表2−2−14 屋内運動場の本校・分校
別保有状況(単位:校,%)
年度/項目 学校数 保有学校数 保有率 本校 567 483 85.2 分校 125 31 24.8 計 692 514 74.3 注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)
による。
2.保有率=(保有学校数)−(学校数)×
100