第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-062/285page

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表2−2−19 教科別機器別利用割合(単位:%)

機器
教科等
アナライザー テレビ 16ミリ映画 8ミリ映画 O・H・P テープレコーダー VTR スライド映写機 実物投影機 シート式磁気録音機
国 語 1.3 24.7 1.3 66.2 85.7 2.6 10.4 6.2
社 会 2.6 77.9 22.1 15.6 35.7 11.7 13.0 71.4 3.9 2.6
算 数 5.2 13.0 89.6 1.3 5.2 1.3 28.6
理 科 2.6 87.0 20.8 15.6 81.8 1.3 11.7 48.1 9.1 3.9
音 楽 37.7 2.6 1.3 15.6 64.9 1.3 3.9 1.3
図 工 5.2 7.8 5.2 44.2 1.3 33.8 3.9
家 庭 2.6 2.6 2.6 36.4 26 2.6
体 育 3.9 19.5 14.3 18.2 11.7 6.2 31.2
道 徳 74.0 11.7 11.7 44.2 31.2 6.2 66.2
特 活 16.9 9.1 9.1 29.9 32.5 5.4 23.4

注:1.「義務教育課調査」(昭51)による。

  2.利用割合=(教科別機器別利用学校数)÷(調査全学校数)×100

   従って,今後は,児童の実態を踏まえ,多様な学習に対処するため,教育機器の活用を含めて

  指導法の改善を図り,授業の充実に努めていく必要があろう。

(4) 学習の評価

  学習の評価は,児童が学習目標に達しているかどうかを確かめるために行われるものである。

 その結果が十分でない場合は,更に他の方法によって指導し,目標を達成させるための努力を続

 けなければならない。

  現状を指導訪問などからとらえてみると,まだ単元の終りとか学期の終りの定期テストが評価

 として重視されている傾向にあり,その結果について児童を評定することが主となっているよう

 に見受けられる。

  また,補助教材の利用についての調査(「義務教育課」(昭51))からみると,かなりの学校

 でいわゆる市販テストを購入していることがみられるし,評価の対象も知識・理解に大きな比重

 がかけられているようである。

  評価は教師が,児童の実態に即して一定の目標を設定し,それに従って教育内容を組織して授

 業を行い,その過程で児童の学習結果を点検し,指導にフィードバックしていくことが大切であ

 る。

  従って,今後は,次のようなことについて研究する必要がある。

  ○ 各教科について,学習の過程における評価(形成的評価)についての研究と実践が必要で

   ある。このためには,学習の目標を児童の行動の形に分析し,児童が到達可能なものにする

   こと,評価問題のつくり方等について具体的研究を進めること。

  ○ 集団基準による相対評価のみでなく,目標の到達度合を測定する到達度評価(絶対評価)

   の配慮も必要であること。

  ○ 評価のフィードバックの効果は,教師側からだけでなく,児童自身の側からもこれを確保

   する必要がある。このため,児童の自己評価,相互評価の方法の研究を進めること。

(5) 生徒指導


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